ご挨拶

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「飯南町福祉施設協議会への思い」

飯南町長 塚原 隆昭

飯南町長ご挨拶

中山間地域の自然豊かなまち飯南町は、人口約4500人、少子高齢化がすすむ小さな町です。そのため、少子化対策や高齢者が安全安心して暮らせるまちづくりを政策の一つの柱としています。
平成の合併以前の旧町時代から、地域福祉や施設福祉が進んでおり、人口規模の割には介護福祉事業所が多く設置されているのが特徴で、日夜住民福祉の向上にご尽力いただいております。限りある雇用や施設環境の中で運営いただいており、心から感謝と敬意を表します。
本町は保健や医療と介護を一体的に推進すべく取り組んでおり、平成27年町立飯南病院に角田耕紀医師を病院長に迎えてからは、行政機構の中に「地域包括ケア推進局」を位置づけ、飯南病院、保健福祉課、福祉事務所を束ねるだけでなく、民間の福祉事業所も含めた「介護部会」も設け、組織の枠を超え「地域包括医療・ケア」を推進しております。
また、外部との交流では、姉妹病院として連携協定を締結している京都府京丹後市の「市立久美浜病院」と保健医療や福祉分野の職員が互いに行き来し研修するなど、地域包括医療・ケアの先進モデルとして交流を重ねてきました。
現在、医療・介護を取り巻く現状は厳しく、3年余のコロナ禍にもあって担い手不足により介護サービスを一部制限しなくてはいけない状況です。それぞれの事業所毎に鋭意ご努力をいただいているところですが、福祉施設協議会として人材確保をはじめコロナ感染対策などの課題に、連携し一緒になって取り組んでいただいていることにお礼申し上げるとともに、力強く感じるところであります。
行政としましても、一人でも多くの住民が住み慣れた飯南町で最期まで暮らしていけるよう、地域包括ケア推進局や福祉施設協議会とともに諸課題に取り組んでまいります。今後、このホームページを通じて、日々の様子から事業の取り組み状況まで、幅広く介護福祉の魅力を発信していただき、多くの方の心に響くことを大いに期待いたします。
結びに、飯南町施設福祉協議会の今後益々のご発展をお祈りし、ご挨拶といたします。

令和5年6月

飯南町長 塚原 隆昭